ビットコインなどの仮想通貨はコンビニの支払いには使える?

海外では、仮想通貨による実店舗での決済が日本よりも普及している国があります。

例えば台湾では、一部のコンビニ店舗で買い物をする時にビットコインでも支払いができます。残念ながら2017年10月時点で、日本国内のコンビニ店でビットコイン決済に対応しているお店はありません。
それでもビットコインでチャージした金額分を上限にカード決済(VISAまたはMastercard)ができるデビットカード(プリペイドカード)を活用することで、間接的にビットコインを購入代金の支払いに利用することが可能です。

2017年5月には、仮想通貨取引所であるビットポイントがビットコイン決済の導入に向けて日本の大手コンビニチェーンと協議中であることが報じられました。
このため近い将来に日本国内にあるコンビニ店舗でも、ビットコイン決済が導入される可能性があります。

コンビニ店でビットコインを利用して商品を購入することができるようなれば、仮想通貨取引で得られたビットコインを日本円に換金しなくても使用することができます。
ビットコイン決済でお店が支払う決済手数料は1%程度で、クレジット決済時の手数料(4%~7%)よりも大幅に低くなる見込みです。

このため仮想通貨決済を導入することは、店舗側にとっても大きなメリットになります。

ビットコインは購入・入金のみ

日本国内のコンビニ店ではビットコインでの支払いができませんが、一部の取引所ではビットコイン取引をする際に、近所のコンビニ店を活用することができます。

日本の大手仮想通貨取引所であるcoincheck(コインチェック)では、アカウントに入金する方法として銀行振込の他にコンビニ入金を選択することができます。
コンビニ入金を選択すれば、数百円程度の手数料で日本円を取引所のアカウントに即時入金をすることができます。

ちなみに仮想通貨取引でコンビニが利用できるのは入金時のみです。

仮想通貨を換金して日本円に両替した場合、コンビニを利用して出金することができません。
日本円を受け取る際は、取引所のアカウントから自分名義の銀行口座宛に振込をする必要があります。

コンビニ店を利用して入金をすると、レジで支払いを済ませてからすぐに(数秒程度)アカウントに入金が反映されます。
コンビニ入金を利用すれば銀行振込が利用できない夜間や休日でも即時入金が可能なので、すぐに取引をしたい場合に便利です。

レバレッジ取引などの際に急いで証拠金を入金する必要がある場合に、近所にあるコンビニ店を活用することができます。

クレジットカードでもビットコインを購入することが可能ですが、カード決済を利用して購入した仮想通貨は一定期間にわたり取引所から出金することができなくなってしまいます。